●子どもが育つ魔法の言葉12
2014年 12月 23日
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
●わたしたち親は、子育てのあらゆる場面で、子どもにわたしたち自身の価値観を教えています。子どもは、自分が何をしたら誉められ、何をしたら叱られるかをいう体験を通して、親は何を善しとし何を悪いを考えているかを学ぶのです。子どもの人格形成において、親の価値観は、大きく影響します。
●子どもの長所が光るのは、日々の暮らしのほんの些細な出来事においてです。それを見逃さないでほしいのです。
●子どもは、よいところを誉められれば誉められるほど、よい子になろうと頑張るようになるものです。
●食事が終わったらすぐに食器を片づける、外に行く前にはおもちゃを片づける、テレビは宿題が終わってから見る。このような約束事は、日常生活を効率よくきちんと送るためのものです。このようなルールについては、親が一方的に子どもに押しつけるのではなく、子どもの考えや要望を取り入れて決めてゆくものです。そうすれば、子どもはより協力的になります。そして、自分がルールを破ったときも素直に認めるようになるのです。
●子どもが親の同意を得ようと何か言ってきたら、できるだけソフトな態度で受けることが大切です。「言ってくれてよかった」という態度を示せば、子どもの態度も柔らかくなり、親の意見を聞いてから決めようという気になります。
●子どもは成長するにつれ、自分なりのモラルや価値観を持つようになります。親は、そんな子どもなりのモラルや価値観を尊重するよう心がけたいものです。子どもが自分なりに真剣に考え、人に対して誠実であろうとしているのなら、子どものやり方を認めるべきだと思うのです。たとえ親として多少の不満があったとしても、子どもが自分で判断できたことを喜んであげたいものです。
●子どもが悪い誘惑に打ち勝つことができるのは、親に叱られるからではありません。自分の自尊心が許せないことはできないからです。子どもの自尊心を育てることの大切さは、ここにもあります。
●親は子どもに過剰な期待をせず、きっぱりとした、しかし柔軟な態度で接することが大切です。そんな親に育てられた子どもは、親に愛されているという自覚を持って、のびのびと育ち、健全な自尊心を形成することができるのです。
by 40144
| 2014-12-23 22:27
| 子どもが育つ魔法の言葉