●覚えておきたい封筒の「封字」
2014年 10月 20日
バツはダメ。覚えておきたい封筒の「封字」
封筒をとじた後、どんな封字を書いていますか?「×」ではなく「〆」。ほかにも「封」「寿」「蕾」などがあり、洋封筒には独自のマナーがあるので要注意。用途に応じて封字や封印グッズを使い分けましょう。
「×」ではなく「〆」と書きます。
スタンプやシールを活用しても楽しい♪ 封筒をとじたあと、どんな封字を書いていますか? 封字とは確かに封をしたという印であり、途中で誰かに開封されていないという証です。
一般的には締めるという意味の「〆」と書きますが、これは「×」(バツ印)ではありませんからご注意ください。
また、封字を書くかわりに、封字のスタンプや封印シールを使うこともできます。ビジネスシーンでも使えるタイプ、プライベート向きのカジュアルなタイプ、季節感のある風流タイプなど色々なものがありますから、こうしたグッズを活用しても良いでしょう。
洋封筒は要注意
封字は古代中国で木簡に泥粘土をあてて印を押した封泥(ふうでい)に由来します。
封字の種類と使い方
「〆」以外にも様々な封字があります。
「〆」「締」……締めるという意味で、「〆」は「締」の略字。
「封」……封じるという意味で、少しあらたまった印象。
「緘」(かん)……とじるという意味で、重々しい印象。重要な書類に使う。
「寿」……おめでたい意を込めて、婚礼などの慶事に使う。
「賀」……おめでたい意を込めて、祝いごとや祭りごとなどの慶事に使う。
「蕾」「莟」「つぼみ」……つぼむという意味で、女性のみが使える。平仮名の「つぼみ」は縦書きで用いる。
無難な「〆」だけでなく、用途に応じて封字や封印グッズを使い分けてはいかがでしょう。あなたの気持ちが伝わって、コミュニケーションにも一役買うはずです。
by 40144
| 2014-10-20 21:57
| 雑学